うわさどおりの日持ちにびっくり、コープスの「緑豆もやし」

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コープのもやし

コープさんのもやしは紙の袋に入っています

茶色い袋に入ったもやしって、他ではあまり見かけませんよね。最近、我が家でも購入するようになったCoop’sの「緑豆もやし」です。

「地元産の商品を増やしてほしい」という組合員の声にこたえて誕生した「ひょうご発」の商品で、その特長は「日持ちのよさ」です。

「コープさんのもやしは日持ちする」という話は管理人も聞いたことがあるのですが、マジでかなり日持ちするんですよ。ちょっとびっくりしたのでご紹介します。

Coop’s「緑豆もやし」は六甲山系の地下水の恵みから生まれます

袋を開けたところ

届いて1日目のもやし、見るからにシャキシャキ

「緑豆もやし」の種は、中国の内モンゴル自治区にある契約農場で、有機栽培で作られています。寒くて乾燥した土地なので害虫の心配がなく、栽培するのに化学肥料や農薬を使う必要がない土地柄なんだそうですよ。

そして、もやしの栽培をしているのは、兵庫県サラダコスモの三木生産センターです。良質な地下水に恵まれた土地で、神戸にも近いので鮮度のいいもやしを届けてもらうことができます。

袋のアップ

茶色い袋は、紙にポリエチレンを張り合わせた素材でできています

コープさんのもやしは日持ちを良くするため、写真のように茶色い紙袋に入って届きます。これは見た目そのまま、紙にポリエチレンを張り合わせたものが使われているんですよ。

こうすることで、外から少しずつ空気を取り込むことができるので、もやしの呼吸を妨げることがないんですね。

ポリ袋は中が見えるので安心感がありますが、完全に密封してしまうので、もやしの呼吸を妨げてしまいます。そのため、傷みも早くなってしまうそうですよ。

Coop’sの「緑豆もやし」には、さらにもう一つ長持ちするポイントがあって、劣化の原因となる根っこの部分を、加工の段階でカットしています。

管理人
管理人

根っこを取り除くのは、歯触りのよさだけじゃないんですね。

しかも、カットした断面から水分が逃げて鮮度が悪くならないように、根が細くなる所から1~2cmくらい先の細くなっている所でカットするという細やかさ。

根取りは大体80%程度ということで、たまに長い根っこが付いているものが入っているらしいのですが、今のところ管理人が注文した中には長い根っこは見当たりませんでした。扱いやすいですよ。

ちなみに、根取りもやしの場合、通常のもやしを10日間ほどかけてゆっくり、しっかりと栽培するので、胚乳(豆の部分)に含まれる栄養分を使い切って、胚乳が取れてしまった状態で出荷されます。そのため、もやしには豆の部分がありません。

でも、もやしの栄養の大部分は胚軸(茎の部分)に含まれているので、栄養価に変わりはないみたいです。

Coop’sのもやしの袋にも栄養成分表示が書かれているのですが、こんな感じの目安になるようです。

(100gあたり)
エネルギー 17Kcal
たんぱく質 1.7g
脂質 0g
炭水化物 2.6g
食塩相当量 0g

ただし「野菜室保存」では、もちが悪い

届いた緑豆もやしをおいしく保存するポイントは、「低い温度に保つこと」。なので、届いたもやしは野菜室ではなく、冷蔵室に保管するのが正解です。

最初はそのことを知らなかったので野菜室に入れてたのですが、このときはあまり日持ちしませんでした。こんな感じ。

届いて2日目に1袋目を開けたのですが、最初からずっと野菜室に置いていたせいか、開封して2日後には傷みが出始めています。

こちらの写真は、1袋目の様子を見てちょっと心配になったので、2袋目のもやしを開けて確認してみたところ。

開けたときは大丈夫そうだったけど、翌日には傷みが出始めました。こちらもやはり野菜室に置きっぱなしだったからかな。

「実際は日持ちしないんじゃないのー?」と疑いつつ、思い切って袋を開封せずに6日ほど野菜室に放置してみました。こんな感じ。

野菜室で保管していたもやし

野菜室でも、開封しなければけっこうもつみたいです

端っこが茶色くなってるものもありますが、開封しなければ野菜室でもけっこうきれいです。実際、食べてみても、しゃきしゃきした歯ごたえは変わらず、おいしくいただくことができました。

こんな感じで、野菜室での保管はあまり日持ちを実感することはありません(汗)

開封したら、即使えという感じです。

もやしは「冷蔵室保存」がおすすめ

ただ、「もやしの呼吸作用を抑えるために、もやしの保管は野菜室ではなく冷蔵室」という「もやし」の性質を知ってからは、届いてすぐに冷蔵室へ入れるようにして大成功。傷みが少なくなりました。これならいけますよね♪

そしてさらに、うっかりしてたら7日目に突入していて慌てて開封したもやしがこちら、下の写真です(汗)

7日目のもやし

届いて5日くらいに食べるつもりだったのが、うっかり7日たってたもやし(汗)

少し茶色くなってる所がありますが、まだまだシャキシャキとした歯ごたえでおいしくいただけましたよ。とはいえ、届いて5日か6日くらいには消費するようにしたほうがいいかも。

管理人
管理人

ただ、蒸し暑くなってくる5月くらいから夏の間は傷みも早いので、3~4日を目安に食べてしまうのがいいみたいです。それか、夏の間は割り切って冷凍してしまうのも◎

1袋200gあるので、我が家ではメニューによっては半分残ることもあるのですが、翌日に使う程度なら袋の口をちょっと折っておくだけでもOKでした。もちろん保管は冷蔵室です。

ちゃんと保管する場合は、パッケージによるとこんな感じにしたほうがいいみたいです(汗)

一度に使用できなかったときは、水2リットルに食塩大さじ1杯弱を溶かした食塩水で軽く洗い水気をよく切り、ラップ等にて密閉した容器で冷蔵庫の冷蔵室に保存してください。

食べてみた感じ

太さがしっかりあるので、シャキシャキと歯触りがよくておいしいもやしです。

我が家はもやし大好きなのであまり感じませんでしたが、もやしが自分で呼吸できることで、もやし特有のニオイも発生しにくいのだとか。「もやしのニオイが苦手」という人も、もしかするとコープさんのもやしなら食べることができるかもしれませんよ。

お値段が40円ほどするので、一般のスーパーで10数円とか20数円で売ってるもやしに比べると少し高い気がしますが、これだけ日持ちしてくれるなら献立も融通がきくし、お財布にも優しい食材なのでうれしいですよね。

濃い食感を生かすには、ゆで時間は30秒ほどでOK。フライパンで炒めるときも、サッと炒める程度でOKなので、時短料理で済ませたい人にもおすすめですよ。

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