突然ですが、今年のハロウィーンはパンプキンパイを作ろうと思い立ちました。だってですね、「めーむ」(コープこうべの宅配用商品情報紙)の広告にあったパンプキンパイが、すんごいかわいかったんですよ♪
大体がお菓子作りとは縁のない私。そんなチラシに出てるようなかわいらしいハロウィーン仕様のパイがいきなり作れるわけないのですが…。そこは勢いのなせる業。勢いって怖い(汗)
パイ生地に入れるフィリングのレシピを決定
ってなわけで、到着しました、注文の品が。「コープのうらごしかぼちゃ」(300グラム)と「冷凍パイシート」(4枚入り400グラム)でございます。広告によるとこの2品でハロウィーン仕様のパイができるんだそうです。
さて、肝心の作り方は~…
こういうのって大抵パッケージの裏に書いてあるんですよね。さっそく冷凍パイシートの袋をひっくり返して見てみることにしました。
詳しい焼き方レシピは、袋の中のパンフレットを参考にしてください。
レシピ紹介メニュー:苺のミルフィーユ、洋梨パイ、トロピカルブッシェ、アップルパイ、ミートパイ、スティックパイ・アラカルト
…あれ? 「パンプキンパイ」の文字がありませんよ? ああ、そうか。こういうのはきっと、かぼちゃのパッケージに書いてあるんですね。パンプキンパイだもん、かぼちゃですよ。
調理方法
かぼちゃスープ(4人分)(以下略)
…あ、あれれ? もしかして、パンプキンパイの作り方…不明?(汗)
今年のハロウィーンは中止──
そんな不吉な予感が一瞬頭をよぎりましたが、急遽ネット検索そのほかでなんとかパンプキンパイのレシピをゲット。31日は仕事があるので30日にパンプキンパイを焼くことにしました。いよいよ野望決行です。
冷凍パイシートの説明書によると、この生地はすでに144層に折りたたんだ本格的パイ生地で、大型のパイでなければ解凍してそのまま使えるそうですよ。
よしっ。
まずはパイシートの解凍です。室温で10~15分置けばOKですってよ。簡単♪簡単♪←まだまだ余裕
あとはパイ生地にパンプキンフィリング(蒸しかぼちゃに味付けしたもの)を流し入れて焼けばできるようです。よしよし。
パンプキンパイの中に詰めるフィリングに関しては、友達からも「シナモン・砂糖・バターを加える」と教わっています。Webで調べたレシピによると「かぼちゃ・砂糖・卵・シナモンパウダー」の4種類が基本になるもよう。
これに生クリームもしくは牛乳を入れたり、バターやヨーグルト、ジンジャーパウダーやナツメグパウダーなんかも入れたりするようです。砂糖のとこが好みでグラニュー糖やブラウンシュガーになったりなんかして。
でも、まぁ作り手は初心者です。難しく考えずに簡単にいきましょう。シンプルイズベストです。…ってことで、本日の(笑)パンプキンパイの配分は次のとおりに決定しました。
フィリングの作成開始
まずは本日の主役、うらごしかぼちゃの登場。フードプラン 無農薬栽培 うらごしかぼちゃです。「めーむ」によると、農薬を使用せずに栽培したかぼちゃを蒸してうらごししているとのこと。「砂糖、ばれいしょでんぷんを加え、糖度、粘度を安定させました」と書いてあります。
なめてみると、なるほどちょっと甘い感じ。せっかく(アバウトに)決めた分量ですが、少し変更しないといけないかもしれません。
まずは牛乳を慎重に投入。スプーンでダマダマを一生懸命つぶしていきます。頑張れ、気合いだ!
そんなことをしているうちに、いつの間にか15分がたってしまいました…。
かぼちゃの準備ができていないのに、パイ生地のほうはすっかり準備完了です。時間がたつのって、なんて速いの!? 軽い敗北感。
でも、大丈夫~(腰に手を当てて踊りながら)
パイシートの説明書によると、パイシートがやわらかくなりすぎた時は「冷蔵庫で一度冷やしてお使いください」とのこと。急いで冷蔵庫へ避難させました。
いやいや、涼しい日でよかったこと(汗)
牛乳50CCを投入した時点でこんな感じ。
もういいかな? もういいよね? ←誰に聞いている
うん、もういいや(開き直り)
ってことで、次に卵を投入。この辺は野生のカンです。ちなみに卵はCoop’sの、みんなの白たまご。ぷりぷり。
やはり野生のカンは正しかった。卵を投入すると、なんだかいい感じになってきました♪ ゴールは近いぞ、もう一息。ここで砂糖を投入です。
もともとが甘いので、慎重に。
やっぱ、甘いや。
ってことで、砂糖の投入を中断。いいかげんなとこでやめちゃったので、どれくらい入ったのかはさっぱり不明。アバウト万歳(汗)
ここでシナモン少々を投入。続けてなんとなく、ナツメグを投入。
さてさて、ここでパイ皿を用意しなくちゃいけないんですが、わが家にはそんなものありません。えへ。←おい
パイ皿がない、それだけが最後まで問題でした。買ってこようかな~。でもな~。火力は普通のオーブントースターなので、パイ皿を買ってきても庫内に入らないおそれがあるんですよね…。さてさて、どうしましょう。
解決策はグラタン皿で
パンプキンパイを作りたいんだけど、我が家にはパイ皿がない。ってことで、思いついたのはグラタン皿です♪
耐熱で、パイ生地を敷くことができて、パンプキンフィリングがこぼれなきゃいいんですよ。バッチリですね。
形がちょっとだ円だけど気にしない。そう、受容の精神です。パイ生地自体が長方形をしているので、これならはみ出す部分も少なくて一石二鳥、のはず(強引)
焼いてる間に、型の作成です。ハロウィーンの必須アイテム、ジャカランタンの顔。これこれ、これがやりたくて注文したんですよ~。
チラシの写真を見本にしながら慎重に目・鼻・口を切り抜いていきます。
「コアラみたい」とか言っちゃだめ。ジャカランタンです。ジャカランタンですよ。悪霊も恐れをなして逃げていくというかぼちゃの提灯、ジャカランタ…(以下、延々と言い訳が続く)
いよいよオーブントースターで焼きに入ります
なんといっても火力がオーブントースターです。庫内が狭いので、火加減はかなりたいへん。上下ヒーターで15分ほど焼いたのち、アルミホイルをかぶせつつ、上ヒーターにしたり、下ヒーターにしたり(これも野生のカン)焦がさないように焼いていきます。
深さもあるので30分くらい焼けばいいのかしら。表面がややまだらですが、まぁよしとしましょう。
…が、上下ヒーターから切り替えて、15分ほど焼いたところでアクシデントが発生! なんとハロウィーンの悪霊が出現です!!!!
口が~~ 口が裂けてる~~~っっ(涙)
グラタン皿なんかで作られるのがよっぽど不満だったのか、口の端からよだれを流しながらブツブツブツブツ文句を言ってます。こ、こ、こ、怖いよ~~~ (T_T)
クシを刺しても中身がついてこないのを確認して焼き上がりとしました。かかったのは、やっぱり30分弱くらい。悪霊も疲れたのか口を閉じてきています。
これ、冷めたら目立たなくなるんだよね…?
飾り付け
さっきまでのおどろおどろしい様子から一転、冷めると素直にグラタン皿からコロンと出てきました。
なんとなく黒く見えるけれど、それはきっと光の加減。きっとそう。
広告のジャカランタンは黒い目鼻をしているのでたぶんココアパウダーか何かを使っていると思うんだけど、それは次回ということで(笑)今回は砂糖を使って顔を作ることにしました。色黒のパンプキンパイだから、ちょうどいいですよね。
先ほど作った型をのっけて、上から粉砂糖を振りかけて、そ~っと型を取り除いて作りました。ちょっぴり顔がぼやけてるのはご愛嬌。次回はちゃんとした粉砂糖を使うことにします…。
というのも、この粉砂糖、ヨーグルトに付いてた砂糖をつぶして作ったんですね。なので、やや粗め。もうちょっとつぶせばよかった…ということに気がついたのは、かけてしまったあとだったのでした(涙)
そして、こちらがパンプキンパイの断面です。思い切って縦割りにしてみました。えいやっ(笑)
味は甘さ控え目(だって、砂糖がほとんど入ってないし・笑)でも、なかなかおいしく仕上がりましたよ♪ 見てくれさえ気にしなければ、オーブンのちゃんとしたものがあれば、ついでにちゃんとしたパイ皿なんかがあれば(笑)便利商品を駆使することでパイって案外手軽に食べられるものなんですね~。ちょっと発見。
次回目標:今度は黒くならないように頑張りたいと思います。(改善点はそこだけじゃないけども)