日の当たる場所を探して土用干し

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梅酢が上がってきた梅

昨日、梅雨明け宣言が発表されました。
待ちに待った梅雨明けです♪ いざ、梅の土用干し!

梅は漬けてる途中、「容器から出して干す」という作業があります。それが梅雨明けの天気が安定した期間に行う土用干し。

毎年、梅を漬けてきたんですが、前の家では干す場所がないのと幹線道路沿いだったのとで、うちではこの土用干しを省いてきたんですね。無理に干してもよかったんだけど、勝手に持っていってしまう人がいるって話を聞いたりするし(汗)

でも、「いつか土用干しをしたいな~」というのが夢でした♪
去年は忙しかったのでやっぱり省いてたんですけど(笑)

今年こそは土用干しです。

こういうことには計画性が必要 ── ということがわかった、初めての土用干し

調べてみると、本漬けのあとに土用干しをするというのが一般的なもよう。でも、今回は「もみじそ」のパッケージの裏に書いてあったレシピ「紀州田舎風しそ漬け梅の作り方」を採用です。はい。「もみじそ」はめんどくさかったので、市販のものを利用です (^^;

漬け梅と白梅酢

左が取り出した梅。右は残った白梅酢。けっこう取れました♪

土用干し中の梅

物干しざおとベランダのさくに本棚の板を渡してビニールを敷き、梅を並べていきます。
ほんとはザルとか、すのこを敷いた上に梅を並べるらしいんですけどね。うちにはないのです、そんなもの。

物をそろえるのは来年からにします(汗)

日陰に追われる梅

調子よく並べていたんですが、気がつくと影が!

ががーん。

干し方を工夫してみた

ならば、これでどうだ!

物干しざおとベランダのさくに靴箱の戸を渡し、そこへ本棚の板を斜めに置いてみました。影を避けて、三段構えの図。

ちなみにこの靴箱の戸、現在使用中の物ではありませんよ (^^;
引っ越す前のときの物です。物持ちよすぎ。

影を避けて移動

再び調子よく並べていたところ、またまた影が。あぁっ(汗)
影って、時間がたつと動くんですね…。←おいおい

影を避けて干してみる

ならば、これで…っっ

影から逃げ惑う梅たち。

やっと日に当たり始めた梅干し

なんとか無事、並べきりました(汗)

三日三晩干すことができれば、土用干しも完了です。でも、これは南高梅なので2日くらいでいいかしら。どうか、にわか雨が降ったりしませんように(祈)

本日の教訓:
置く場所があるからといって、そこに日が当たるとは限らない

【追記】2004.07.14

びっくりしたんですけど、午前中に干したときは甘いような梅の香りだったのが夕方にはちょっと酸っぱい梅干しの匂いに変わってきていることでした。味もいつもより違ってくるのかな。漬けあがりが今から楽しみです♪

そうそう。ことし漬ける梅って、すごいらしいですよ。「土用干し」のことを調べていると、こんな記事を発見。「申年の梅は病が去る、神が宿る梅ともいわれて縁起が良い」なんてことが言われているらしいのです。で、続けて調べてみると、こんな言い伝えが引っかかってきました。

都で疫病が流行した折、村上天皇が梅によって人々を救い、自身も梅を食べて病気を治した

このときの梅が申年に漬け込んだ梅だったということから、「申年の梅」は「薬になる」「神が宿る」と言われて珍重されてきたんだそうです。

幕末にペストが流行したときも梅干が頻繁に食べられたそうだから、侮れませんね、梅干伝説。

そうと知っていれば、頑張ってもう少し漬けたんだけどな。残念なことでした。今度は12年後です。

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