高齢の家族と離れて暮らしていると、元気でいるのかちょっと心配になるときがありますよね。
近所にお買い物できるお店があればいいのですが、それでも重い荷物を持ち運ぶ必要があるので、買い物は大変な家事労働です。
離れて暮らしているとなかなか手伝うことはできませんが、いつもの食材から日用品まで取り扱っているコープの食材宅配サービスを利用すれば、離れていても、いつでも買い物のお手伝いをすることができますよ。
エリア外から注文することが可能な場合も
コープ(生協)の宅配は、地域のコープごとに配達エリアが決まっているので、エリア外の人は、通常、申し込むことができません。
でも、配達先が配達エリア内であれば、希望者がエリア外に住んでいる場合でも注文できるケースがあるんですよ。それが、高齢の両親のために、子どもがエリア外から注文する場合です。
希望者(子ども)と配達先(両親)は、配達先エリアのコープの組合員に加入します。注文は、配達先エリアのインターネット(eふれんず)を使って、希望者(子ども)が毎週注文をして配達してもらいます。
長崎県をエリアとする生活協同組合「ララコープ」では、娘さんが福岡県に在住している場合で、両親が長崎県に在住している例が加入できるケースとして紹介されていますよ。
ただ、こうした使い方は通常と少し違うので、ネットの申し込みフォームからは対応できない場合があります。利用したいコープさんではどんな対応が可能なのか、直接問い合わせるのがおすすめです。
地域と連携した活動に参加しているコープさんが多数あります
コープさんによっては、地域の高齢者を支える「見守り活動」の協定に締結している所が多数あるところも注目ポイントです。
コープの宅配や夕食宅配は、毎週同じ曜日(夕食宅配は週5日)の同じ時間に、同じ担当の人が商品を届けているので、地域をよく知っている立場にあります。その強みを生かした地域との連携なんですね。
どんなことをするのかというと、配達の担当の人が配達の際に、組合員や地域の高齢者の異変に気付いた場合、事前に取り決めた連絡先に連絡・通報を行います。
高齢の家族と離れて暮らしていたり、日中、高齢の方が一人で過ごすことがあるおうちでは、ちょっと安心できる活動ですよね。
日本生活協同組合連合会では、2015年2月末現在での各地の締結状況を数字で表した一覧表が掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
(参考)地域の高齢者を支える、生協の「見守り活動」協定締結自治体は全市区町村の4割超に | 日本生活協同組合連合会
コープ・生協によっては、70歳以上など、一定年齢以上で配達手数料が割引や無料になる制度もあるので要チェックです。